帝王切開で子宮を外に出す(外装)理由とは?
帝王切開(セゾリックセクション)では、子宮を一時的に外部へ出す(外装)ことがあります。その主な目的は次の通りです。
胎児へのアクセス確保
子宮は妊娠中に胎児を保持する臓器です。子宮を外装することで外科医は胎児と羊水嚢を明確に確認でき、スムーズに出産が行えます。
出血のコントロール
子宮は血管が豊富で、切開時に大量出血する恐れがあります。外装した状態で子宮動脈に圧迫を加えることで、出血を抑えることができます。
子宮の検査
出産後、外科医は子宮の裂傷や損傷がないか確認します。損傷があると感染や出血などの合併症につながるため、慎重に検査します。
胎盤の除去
胎盤は胎児に酸素と栄養を供給する臓器です。胎児が取り出された後、外科医は手で胎盤を子宮内から取り除きます。
なお、胎児が足先先行(逆子)などの場合は、子宮を外装せずに胎児を取り出すこともあります。
