乳房全摘術とは?手術内容と術後の影響を解説

乳房全摘術の概要

乳房全摘術(トータル・マステクトミー)は、乳房全体(乳頭・乳輪を含む)を外科的に除去する手術です。主に乳がん治療のために行われますが、重度の外傷や感染症など他の疾患でも適応されることがあります。

手術の流れ

外科医は乳房周囲の皮膚に切開を入れ、乳腺組織・乳管・小葉、必要に応じてリンパ節まで慎重に切除します。場合によっては胸筋の一部も除去されます。切除後、皮膚や残存組織は縫合糸や手術用テープで閉じられます。

手術のリスクとメリット

乳房全摘術は大きな手術であり、身体的・精神的な影響があります。手術前に医師とリスク(出血、感染、リンパ浮腫、感覚喪失など)とベネフィット(がんの根治、再発リスク低減)を十分に相談することが重要です。

術後のケア

手術後は数日間入院し、疼痛管理や感染予防のため抗生物質を投与します。また、腕や肩の可動域を回復させるための理学療法が推奨されます。

長期的な影響

  • 乳房形状の変化:乳房が平坦になる、または変形することがあります。
  • 感覚の喪失:乳房や周囲の皮膚の感覚が失われることがあります。
  • リンパ浮腫:リンパ節を除去した側の腕や手にむくみが生じる可能性があります。
  • 心理的影響:体像や自尊心への影響が大きく、必要に応じてカウンセリングや心理療法を受けることが望ましいです。

まとめ

乳房全摘術は乳がん治療において命を救う重要な手術ですが、術前にリスクとベネフィットを慎重に比較検討し、術後も適切なケアとサポートを受けることが大切です。

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