心筋切除(部分心室切除)とは? - 虚血性心筋症の治療法
心筋切除(部分心室切除)とは
心筋切除は、損傷した心筋(心筋)を一部切除する手術です。主に、心筋への血流不足で瘢痕化・機能低下が進行した「虚血性心筋症」の治療に用いられます。
手術の目的と流れ
手術中、外科医は瘢痕化した心筋組織を除去し、残存する健康な心筋の機能を最大限に活かすことを目指します。多くの場合、冠動脈バイパス術(CABG)などと併用し、血流再建も同時に行います。
期待できる効果
- 拡大した心臓の容積を減少させ、ポンプ機能を効率化する。
- 瘢痕組織除去により心臓の形状が改善し、収縮・弛緩が円滑になる。
- 健康な心筋を温存することで、全体的な心機能が向上する。
- 息切れ、倦怠感、胸痛といった心不全症状の軽減が期待できる。
適応と注意点
心筋切除は高度な技術と綿密な計画が必要な手術です。手術の適応は、薬物療法や生活習慣改善だけでは症状が十分に管理できない場合に検討されます。患者個々の心臓損傷の程度や全身状態を総合的に評価し、慎重に判断されます。
