猫の壁心膜の位置と付着部位
壁心膜(パリエタル心膜)とは
猫の壁心膜は、心臓を覆う薄い線維性の嚢で、漿膜(せんぼう)層が内側を覆っています。心臓の線維骨格と密接に連絡し、心臓基部の大血管外膜(adventitia)と連続しています。
付着部位
壁心膜は以下の部位に付着しています。
- 腹側:横隔膜と胸骨
- 背側:脊椎と縦隔
また、大血管根部の周囲に反射膜を伸ばし、心膜洞(シヌス)を形成します。
心膜洞の種類と位置
横方向心膜洞(横行心膜洞)は、壁心膜と心臓基部の間にでき、肺動脈幹・大動脈・上下大静脈の根部が通ります。
斜め方向心膜洞(斜行心膜洞)は心臓の左側に位置し、肺動脈幹と左心房を分ける役割を持ちます。
機能
心膜洞は心臓と大血管を支え、衝撃を緩和するクッションの役割を果たします。壁心膜自体も心臓を保護し、摩擦を防ぐ潤滑作用を提供するため、心臓の過度な動きを抑制します。
