ブレイクドレインの使用方法と効果

Blake® ドレインは、ジョンソン・エンド・ジョンソンの子会社であるエシコン(Ethicon, Inc.)が米国ニュージャージー州サマービルで製造している医療機器です。白色シリコン製で、1 本は中心実芯と4 本の側溝があり、もう1 本はハブがなく4 本の側溝だけです。両方ともシリコン製の延長チューブとアダプタが付属しています。多数の試験で高い機能性と患者への不快感がほとんどないことが確認されています。

Blake ドレインのタイプ

  • ハブ付きタイプ:中心実芯の周囲に4 本の側溝があり、横断面は「H」字形です。サイズは7 mm〜10 mmの8 種類があります。
  • ハブなしタイプ:十字形(X)で、各腕の間に側溝があります。9 種類のサイズが用意されています。

胸部外科での使用例

胸部手術での使用は広く行われています。『Interactive Cardio Vascular Surgery and Thoracic Surgery』誌に掲載された研究では、420 件の胸部手術(肺がん・肺腫瘍、肺気腫、虚脱肺、術後出血など)で Blake ドレインを使用しました。すべての症例で合併症はなく、患者の疼痛や不快感も報告されませんでした。研究者は「肺切除時に裂肋の広範な解剖は不要で、手術終了時に有意な空気漏れも認められなかった」と述べています。

心臓外科での使用例

開胸心臓手術後にも Blake ドレインは頻繁に使用されます。術後、胸腔内の液体を除去するためにドレインを残すことがありますが、適切にドレッシングを行い、チューブ内の凝固物を1日2回清掃すれば安全に管理できます。チューブは液体を受け取る「バルブ」へとつながっています。

Blake ドレインの優位性

研究結果は、従来型ドレインと同等の排液性能を示すとともに、細身で柔軟な設計により挿入・抜去時の痛みが軽減され、患者の快適性が向上すると報告しています。また、感染リスクの低減と創傷治癒の促進も期待でき、「標準的なドレインとして採用すべき」と結論付けられました。

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