頸動脈手術が必要な理由とは

頸動脈は脳へ血液を供給する重要な血管です。その状態が悪化すると脳卒中の危険が高まります。以下は手術が検討される主な状況です。

頸動脈狭窄(カーペンチュラ)

プラークが蓄積し血管が狭くなると、脳への血流が減少し脳卒中のリスクが上昇します。頸動脈内膜除去術(CEA)は、プラークを除去して血流を回復させる手術です。

頸動脈解離

血管壁の内層が裂け、血液が血管壁内にたまり血流が妨げられます。めまい、頭痛、視覚障害などの症状が現れ、手術で裂け目を修復し合併症を防ぎます。

頸動脈動脈瘤

血管壁が弱くなり膨らむことで動脈瘤が形成されます。大きくなると周囲組織を圧迫したり破裂し、致命的な脳卒中につながります。動脈瘤修復やステント留置術で治療します。

頸動脈閉塞

血栓などで血管が完全に塞がれると、脳への血流が著しく低下し、片側の麻痺や言語障害、視覚障害が起こります。内膜除去術やバイパス手術で血流を回復させます。

外傷性損傷

刺創や銃創、交通事故などの外傷で頸動脈が損傷すると出血や血流障害が生じます。損傷部位の修復や止血のために手術が必要です。

頸動脈小体腫瘍

頸動脈の分岐部付近にできる良性腫瘍で、周囲組織を圧迫し血流に影響します。症状緩和と合併症予防のために外科的切除が行われます。

手術の適応は、病状の重症度、症状や脳卒中リスク、手術の利点とリスクを総合的に評価して決定します。血管外科医や脳神経外科医が患者さんの状態を詳しく検査し、最適な治療法を提案します。

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