細動脈(アリオリ)とは?構造と機能を徹底解説
細動脈の概要
細動脈(アリオリ)は、太い動脈から枝分かれし、毛細血管へ血液を送る非常に小さな血管です。血圧の調整や組織への血流供給に不可欠な役割を担います。
構造
直径は10〜100µmと極めて細く、3層構造から成ります。
内膜(Tunica intima)
内皮細胞が単層で構成する最内層です。
中膜(Tunica media)
平滑筋細胞が多数含まれ、血管径の収縮・拡張を司ります。
外膜(Tunica adventitia)
結合組織・線維芽細胞・神経線維からなる最外層です。
血管径の変化と血圧調節
中膜の平滑筋が収縮すると血管径が狭くなり、血流抵抗が上昇して血圧が上がります。逆に筋が弛緩すれば血管径が拡がり、抵抗が低下して血圧が下がります。
代謝自己調節(メタボリック・オートレギュレーション)
組織の代謝活性が高まると、酸素や栄養素の需要が増大します。細動脈はこの変化を感知し、拡張して血流を増加させます。
毛細血管での物質交換への影響
細動脈が毛細血管に血液を供給することで、毛細血管内圧が決まり、酸素・二酸化炭素・栄養素・老廃物の交換速度が左右されます。
まとめ
細動脈は血圧の維持、組織への血流分配、そして血液と組織間の物質交換を円滑にする、循環系の重要な構成要素です。
