ペリスタルティックポンプの閉塞(オクルージョン)調整方法
ペリスタルティックポンプは、柔軟なチューブ内の液体を正排出方式で搬送する装置です。円形フレーム内にチューブを配置し、ローラーが取り付けられたロータが回転することで、ローラーがチューブを圧縮し、液体をロータの回転方向へ押し出します。チューブにかかる圧力の大きさが「閉塞(オクルージョン)」を決定し、閉塞が高いほどポンプの搬送効率が向上します。閉塞は、チューブ壁の厚さまたはローラーとフレーム間の隙間を変えることで調整できます。
調整手順
ローラーとフレーム間の隙間を調整する。隙間を狭くすると、ローラーがチューブを強く圧迫し、閉塞が高くなります。ローターの軸からローラーを外側にずらすことで、隙間を縮めます。
壁厚の異なるチューブを使用する。壁が厚いチューブは、同じ隙間でも圧迫が大きくなり、閉塞が高くなります。薄壁チューブは圧迫が弱く、閉塞が低くなります。壁厚の変更は、隙間調整よりも閉塞に大きな影響を与えます。閉塞は「2×壁厚×隙間」の式で表されます。
必要に応じて交換用チューブを準備する。閉塞を上げすぎるとチューブへの圧力が増大し、摩耗が早まります。適切な閉塞に設定し、チューブ寿命を延ばしましょう。
