ステント手術後の治療と注意点
ステントの役割
ステントは、血管内に設置する金属製のワイヤーメッシュチューブです。血管を拡張し、心臓への血流を改善するとともに、血栓ができにくい環境を維持します。ステントは永久に体内に残す必要があります。
安静と水分補給
手術直後は、6〜24時間ベッドで安静にします。この間は入院して医療スタッフの監視下に置かれます。また、脱水防止と手術で使用した造影剤の排出を促すため、透明な水分(例:水やお茶)を十分に摂取してください。
運動・負荷の制限
手術後数日間は、5〜10ポンド(約2.3〜4.5kg)以上の重量物を持ち上げないようにしてください。過度な身体活動は避け、最初の24時間は入浴・シャワー・性交渉も控えるよう指示されます。回復が進んだ段階で、医師から適切なリハビリ運動の指示が出されます。
薬剤管理
医師は血液をサラサラにするためにアスピリンを終生服用するよう処方します。さらに、ステント内での血栓形成リスクを低減する抗血小板薬(例:クロピドグレル)を手術後1年間服用します。
注意点
ステントを装着した患者は、心臓専門医の許可なしにMRI検査を受けてはいけません。強い磁場はステントに影響を与える可能性がありますが、金属探知機などの低磁場機器は問題ありません。
