心房室弁(AV弁)の役割とは?
心房室弁(AV弁)とは
心房室弁は心臓の心房と心室の間に位置し、血液の流れを制御する重要な弁です。主に以下の2つがあります。
1. 僧帽弁(二尖弁)
左心房と左心室の間にあり、左側の血液を左心室へ送ります。
2. 三尖弁
右心房と右心室の間にあり、右側の血液を右心室へ送ります。
心房室弁の主な機能
1. 血流の制御
心室が収縮(収縮期)するとき、弁は閉じて血液が心房へ逆流するのを防ぎます。拡張期(拡張期)になると弁が開き、心房から心室へ血液が流入します。
2. 心室の過充填防止
弁は心室に流入できる血液量を制限し、心室が過度に伸びることを防ぎます。
3. 一方向血流の維持
弁は血液が心房から心室へだけ流れるようにし、逆流を防ぎます。
4. 心音の生成
弁の開閉に伴う振動が第一心音(S1)や第二心音(S2)として聴取されます。
これらの機能が正常に働くことで、心臓のリズムとポンプ作用が円滑に保たれます。弁が逆流(逆流性)や狭窄(狭窄症)を起こすと、心不全などの疾患につながり、医療的介入が必要となります。
