応急手当で臍帯はどう扱うべきか
臍帯の取り扱い手順
応急手当の現場で出産が起きた場合、臍帯を適切に扱うことは感染や出血を防ぐ上で非常に重要です。以下の手順を参考にしてください。
1. すぐに切らない
一般的なイメージとは異なり、臍帯はすぐに切るべきではありません。臍帯内には酸素を含んだ血液が残っており、胎盤の循環が止まるまで新生児に酸素と栄養を供給します。
2. クリップで止血する
清潔な滅菌クリップを2本用意し、母体の腹部側に近い位置で約5〜8 cm(2〜3 インチ)間隔で臍帯に挟みます。これにより、胎盤への過度な血液流出を防げます。
3. 糸またはテープで結ぶ
2本目のクリップから1〜2 インチ(約2.5〜5 cm)下の位置で、滅菌された紐や臍帯テープを使い二重結びにします。結び目はしっかりと締め、出血が起きないようにします。
4. 自然に離れるのを待つ(任意)
時間と状況が許せば、臍帯が自然に乾燥して離れるまで待つのが理想です。通常は出産後1〜2週間で自然に離れます。遅延臍帯クランピングは新生児に有益な効果があるとされています。
※ 滅菌された器具を使用しない場合は、臍帯を切らずにそのまま保護し、医療機関が到着するまで清潔な布で覆うようにしてください。
