ウエスト脂肪吸引の概要と注意点

手術の流れ

ウエスト脂肪吸引では、医師が真空ポンプに接続された金属チューブを腰部近くの皮膚に小さく切開し、挿入します。チューブを前後に動かしながら脂肪を吸引し、血管や神経はそのまま残します。医師によっては、局所注射や超音波を併用して吸引を補助することもあります。

適応者はどんな人?

脂肪吸引は肥満治療ではありません。体重に満足しているものの、ウエストの形が気になる方が対象です。体重を減らすことが目的ではなく、特定の膨らみを取り除きたいときに適しています。

主なリスク

  • 全身麻酔による感染症や血栓のリスク(極めて低いが重篤になる可能性あり)
  • 経験不足の外科医による不均一な脂肪除去や皮膚のたるみ
  • やけど、神経圧迫、不整脈、異常な腫れ
  • 超音波使用時の体液漏出
  • 皮膚が新しい形に収縮しない場合、追加手術が必要になることも

手術後の経過

手術直後は内出血や腫れが起こります。処置範囲が広いほど腫れや内出血は大きくなります。皮膚の色は数週間で自然に戻りますが、腫れが完全に消えるまでに最大で6か月かかることがあります。腫れと内出血を抑えるため、術後2〜3週間は圧迫ガーメントの着用が推奨されます。

感覚が数か月間鈍くなることもあります。回復期間は処置範囲により異なり、小範囲は数日、大範囲は最大10日程度です。チューブ挿入部には1〜2 cm程度の傷跡が残りますが、目立ちにくい場所に切開されます。

手術結果と持続性

吸引で除去された脂肪細胞は再生しません。そのため、ウエストのラインは永久的に変化します。体重が増加した場合、新たに増える脂肪は主に他の部位に蓄積され、ウエストに再び脂肪がつくわけではありません。ただし、除去できる脂肪量には上限があり、一般的に安全に除去できる最大量は約3リットルです。

脂肪吸引はセルライトや皮膚そのものの凹凸を改善するものではありません。期待する効果は、事前のカウンセリングで医師と十分に確認しましょう。

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