腹部引き締め手術(タミータック)のリスクと注意点
体重を減らした後に現れる緩んだ筋肉やたるんだ皮膚は、運動や食事療法だけでは完全に改善できないことがあります。腹部引き締め手術(タミータック)は、余分な脂肪と皮膚を腹部から除去する外科手術です。Marina Plastic Surgery Associatesによると、手術の適応となる理想的な患者は禁煙で、体重がほぼ理想範囲に近い人です。
術後感染
術後感染は、傷口の手入れが不十分な場合に最も起こりやすいです。医師から指示された傷口のケア方法は必ず守りましょう。感染の初期症状として、寒気、過度の発汗、発熱が挙げられます。症状が進むと、切開部周辺に膿がたまり、排出物が緑がかってくることがあります。これらのサインが見られたら、すぐに医師に連絡し、抗生物質投与やドレナージの増加など適切な処置を受ける必要があります。
血栓
全身麻酔で30分以上の手術を受ける場合、血栓ができやすくなります。血栓は出血を抑えるために体が自然に作るものですが、血管内でできた血栓が流れ出すと、肺、心臓、脳に届き重篤な合併症を引き起こす恐れがあります。特に術後数日間がリスクが高く、医師は圧迫ストッキングの着用や早期の歩行を勧めることがあります。また、経口避妊薬、ホルモン補充療法、特定のがん治療薬なども血栓リスクを高めます。
治癒遅延
個人差はありますが、術後の痛み、腫れ、内出血は概ね4〜6週間続きます。これ以上に強い不快感が続く場合は「治癒遅延」と判断され、稀に傷口が不規則に治り皮膚壊死(ネクローシス)につながることがあります。壊死が起きた場合は皮膚移植が必要となり、傷跡が大きく残り、回復期間が長引きます。
その他の危険
麻酔に対するアレルギー反応、出血、吸引性肺炎、血腫、へその壊死、皮膚のシワ、薬剤副作用、血清腫(皮下液貯留)、縫合糸の破れ、目立つ瘢痕や腫脹なども報告されています。
リスクの最小化
術前に医師と綿密に相談し、禁煙は手術の少なくとも2週間前から始めましょう。手術当日に風邪や喉の痛みなどの軽い症状がある場合は、必ず医師に報告してください。術後は医師の指示通りに傷口をケアし、重いものを持ち上げるなどの負荷は避けることが重要です。
