顎インプラントについて
顎インプラントは、鼻を小さく見せ、顔全体のバランスを整える効果があります。また、首元の肉付きが緩和されることもあります。顔全体で最も一般的に行われるインプラント手術で、女性に多く施術されていますが、近年は男性の需要も高まっています。
適応者(候補者)
顎インプラントの適切な候補者は、精神的・感情的に安定していることが重要です。医師と明確にコミュニケーションが取れ、手術結果に対して非現実的な期待を抱かないことが求められます。健康で骨疾患や全身疾患がない方が対象です。また、手術前6か月以内にニキビ治療薬のアクテイン(イソトレチノイン)を使用した方は適応外です。
種類
顎インプラントは、骨移植や組織移植によって作製されます。移植片は本人の組織または死体から採取されます。脂肪移植も顎のボリュームアップに利用されます。人工インプラントはシリコンやポリテトラフルオロエチレン(PTFE)など様々な素材で作られます。注入型の材料で顎を形成する方法もあり、一部は一時的な効果に留まります。
費用
顎インプラントの費用は大きく変動します。医師に見積もりを依頼する際は、手術料、麻酔料、入院費、薬剤費、インプラント本体費用など全てが含まれているか確認しましょう。事故や外傷による顎の修復でない限り、保険適用はほとんどなく、自己負担となります。
副作用
感染は顎部だけでなく、移植部位全体で起こり得ます。血腫、漿液腫、インプラント素材へのアレルギー反応も報告されています。インプラントがずれたり動いたりすることもあります。3週間以上続く感覚麻痺がある場合は医師に相談し、インプラントの調整や除去が必要になることがあります。
回復期間
手術後は数日間、顎のしびれやあざが出ます。会話や笑顔がしにくく、食事も困難になるため、約10日間は流動食が推奨されます。腫れやあざは一般的で、軽度の腫れは最大5か月続くことがあります。患者は顔が腫れた状態で転がらないよう、椅子に座るか枕で体を支えることが多いです。注入型素材を使用した場合は、外科手術に比べ回復が早い傾向があります。
