手術内容

脂肪吸引は、形成外科医が小さな切開を行い、カニューレという細いチューブを挿入して脂肪を吸引します。一方、腹部形成術(タック)は、横方向の大きな切開で腹部を開き、弱くなった筋肉や裂けた筋肉を縫い合わせ、余分な皮膚を除去します。脂肪吸引は局所麻酔で行われることが多いですが、タックは全身麻酔が必要な大手術です。

回復期間

どちらも外来での手術が可能ですが、タックの場合は入院が必要で、最低でも1泊は推奨されます。手術後は数週間にわたり圧迫ガーメントを着用し、腫れを抑えます。腹部形成術では皮下にドレーンを設置し、数日後に抜去します。脂肪吸引でもドレーンが使用されることがあります。回復は脂肪吸引の方が早く、1週間程度で日常生活に戻れますが、タックは約4週間の休養が必要です。

費用

どちらも美容目的の手術であり、健康保険の適用はほとんどありません。タックの方が脂肪吸引より高額で、2009年のデータでは最大1万ドル(約100万円)に達することもあります。費用は医師の手術料だけでなく、病院使用料や麻酔料も含まれます。

リスク

手術全般に伴うリスクは存在します。稀に感染、瘢痕、凹凸、神経障害、皮膚の感覚鈍麻、血栓などが起こります。腹部形成術では大きな傷跡が残りますが、帝王切開の傷跡と合わせて隠すことも可能です。

妊娠への影響

脂肪吸引後の妊娠は概ね安全とされています。出産後は手術前の体形に戻りますが、吸引した脂肪は再び増えることはありません。腹部形成術後の妊娠も可能ですが、妊娠に伴う腹部の伸びは筋肉や皮膚の修復を元に戻す恐れがあります。