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がん治療に活かす鍼灸の可能性

がんなど生命を脅かす病に直面したとき、主流ではない治療法でも有効な選択肢を軽視すべきではありません。例えば、中国の鍼灸は長年、がん治療の補助として利用されてきました。本稿では鍼灸の基本と、がん患者が期待できる効果について解説します。

鍼灸とは

鍼灸は中国やアジア諸国で4,000年以上にわたり実践されてきた伝統医療です。人間の体は12本の経絡と8つの奇経を通じて「気」が流れると考えられ、気の流れがスムーズであれば健康が保たれ、病的な原因で阻害されると病気が生じます。鍼灸は体表の特定のツボに細い針を刺激し、気の流れを調整・回復させることで健康を取り戻すことを目的とします。

鍼灸の施術方法

施術時には極細の針を体の各ツボに挿入します。熟練した鍼灸師は患者の症状からどの経絡が滞っているかを見極め、最適なツボを選んで治療します。一般的なセッションは15〜30分程度で、必要な回数は症状の重症度や目的によって異なります。温熱刺激、微弱な電気刺激、手技による刺激を併用することもあります。

鍼灸はがん治療に役立つか

多数の研究で、鍼灸ががん患者の免疫機能を高め、化学療法による疼痛・吐き気・嘔吐を軽減する効果が示されています。また、発熱、咳、寝汗、体重減少といった治療副作用の緩和にも寄与すると報告されています。

がん対策としての追加的効果

手術で腫瘍を摘出した直後の患者は、鍼灸によって免疫系を再活性化し、再発リスクを低減できる可能性があります。がん生存者支援に長年取り組んできた王福達医師は、腫瘍除去後にすぐに継続的な鍼灸治療を行うことが再発防止の鍵だと提唱しています。詳しくはページ下部の「鍼灸とがん」リンクをご参照ください。

留意点

科学的エビデンスは、鍼灸ががん患者に多くの利益をもたらすことを示唆しています。非主流療法に対して懐疑的な姿勢を取る方もいますが、データが不十分だからといって鍼灸を無視するのは得策ではありません。実際に受診する際は、信頼できる資格を持つ鍼灸師を選び、主治医と連携して治療計画を立てることが重要です。

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