呼吸を活用した瞑想ガイド
イライラすると呼吸が浅く速くなり、落ち着くと呼吸がゆっくりになることに気づいたことはありませんか。今、あなたの呼吸を観察してみましょう。浅いですか、深いですか。呼吸と心の状態がどのように連動しているかを感じ取ってください。
2000年以上前、インドの人々は呼吸と生命のつながりを神秘的と捉えました。サンスクリット語で「プラーナ(prana)」と呼び、これは中国語の「気(chi)」に相当します。古代の賢者は、呼吸と一体になることで宇宙との一体感を得られると説きました。
プラーナーヤーマ(ヨガ呼吸法)
瞑想を始める前に、プラーナーヤーマと呼ばれるヨガの呼吸法で心と身体を整えましょう。吸う息と吐く息に意識を向け、生命エネルギー「プラーナ」を感じながら行うことは、仏教でいう「マインドフルネス」と同義です。
ヨガの大家、B.K.S. アイアンガーは『ハタヨガ』において「心は感覚の王であり、呼吸は心の王である」と語っています。彼のYouTube動画では、プラーナが体内に入って出ていく音を連続したリズムで観察する様子が示されています。
瞑想コースの選び方
呼吸に意識的に慣れたら、自分に合ったガイド付き呼吸瞑想を選びましょう。米国には多数の団体が呼吸瞑想のワークショップやリトリートを開催しています。
- スリランカ出身の仏教僧、バンテ・ヘネポラ・グナラタナ(『シンプルにマインドフルネス』の著者)が運営する Bhavana Society は、ウェストバージニア州でテーラヴァーダ仏教のリトリートを提供しています(bhavanasociety.org)。
- カリフォルニア州の Deer Park Monastery は、ベトナム禅のティク・ナット・ハン師の教えに基づくマインドフルブリージングを指導しています(deerparkmonastery.org)。
ヴィパッサナー瞑想
ヴィパッサナー瞑想は厳しいリトリート形式で、初心者には難しいと感じることが多いです。S.N. ゴエンカがサヤギ・ウ・バ・キンの伝統を受け継いで教えるコースは、米国内の14州で開催されています(dhamma.org)。10日間のリトリートでは、沈黙と特定の倫理規定を守りつつ、1日約8時間、指導者の下で呼吸観察を行います。
公式サイトによれば、4日目頃には心が落ち着き、集中力が高まり、身体の感覚を観察し、その本質を理解し、反応しない平静さ(エクイアニティ)を育むことができるとされています。
