医療機器に適したバッテリー選びのポイント
医療機器に使用できるバッテリーは種類が豊富で、機器の電力要件やサイズ、重量、コスト、使用環境などを総合的に判断して選択します。
リチウムイオン電池(Li‑ion)
医療機器で最も一般的に使用されるバッテリーです。軽量・コンパクトでエネルギー密度が高く、急速充電が可能かつ寿命が長いという特長があります。一方、価格が高く、過充電・過放電に敏感です。
ニッケル水素電池(Ni‑MH)
リチウムイオンに比べてコストは抑えられますが、エネルギー密度が低く、寿命も短めです。また、完全に放電しないと容量が低下するメモリ効果に注意が必要です。
アルカリ電池
使い捨てタイプのバッテリーで、さまざまな医療機器に利用されています。価格が安く、保存寿命が長いのが利点ですが、充電はできません。
鉛酸電池
最も古い充電式バッテリーの一つで、まだ一部の医療機器で使用されています。コストが低くエネルギー密度は高いものの、重量がありかさばります。さらに、電解液の補充やレベルチェックなどの定期的なメンテナンスが必要です。
銀酸化電池
使い捨てタイプで医療機器に広く用いられます。価格は高めですが、長期保存が可能で高温環境にも耐えます。また、漏液や腐食に強いという特長があります。
以上の特性を踏まえて、機器の電力要件、サイズ・重量、コスト、使用環境などを考慮し、最適なバッテリーを選択してください。
