腎腫大(Nephromegaly)とは何か
腎腫大(Nephromegaly)とは
腎腫大は、腎臓の一方または両方が異常に拡大する状態を指す医学用語です。さまざまな基礎疾患が原因となります。
主な原因
- 多嚢胞性腎疾患(PKD):遺伝性疾患で、腎臓に多数の嚢胞が形成され、腎臓が拡大し機能が低下します。
- 腎盂拡張症(水腎症):尿路の閉塞(腎結石や尿管狭窄など)により尿が腎臓にたまり、腎臓が腫れます。
- 慢性腎臓病(CKD):時間とともに腎機能が低下し、進行に伴い腎臓が肥大することがあります。
- 腎腫瘍:良性・悪性を問わず腎臓に腫瘍ができると腎臓が拡大します。
- その他の全身性疾患:糖尿病、全身性エリテマトーデス(SLE)、アミロイドーシスなどでも腎腫大が見られます。
症状
腎腫大は無症状で偶然に画像検査で見つかることもありますが、原因疾患により以下のような症状が現れることがあります。
- 背部や側腹部の痛み
- 腹部の痛みや腫れ
- 頻尿・排尿困難
- 高血圧
- 貧血、倦怠感
- 食欲不振、吐き気・嘔吐
受診の目安
上記の症状がある場合は、早めに医師の診察を受けましょう。原因疾患の早期発見と治療は、腎機能のさらなる低下や合併症の予防につながります。
