ホメオパシーとは

米国ホメオパシー学会によれば、ホメオパシーは「類似の法則」に基づく治療法です。健康な人に症状を引き起こす物質を、極めて微量かつ高度に希釈した形で投与し、病気を治すという考え方です。OCD(強迫性障害)の治療では、患者それぞれの症状や既往歴に合わせたレメディを組み合わせて使用します。

OCDとは

強迫観念は、望まれない繰り返しの思考で、しばしば不吉な予感(『何か悪いことが起きる』)を伴い、強い不安を引き起こします。強迫行為は、そうした思考を抑えるために行われる儀式的な行動で、例として手洗いが挙げられます。手を洗わないと自分や他者に大きな危害が及ぶと感じるため、何度も洗うというサイクルに陥ります。ホメオパシーのレメディは、専門的な知識と医師・ホメオパシー施術者の相談のもとで使用すべきです。

代表的なレメディ

ホメオパシーのレメディは健康食品店や施術者から入手でき、ペレット、液体、粉末、錠剤など様々な形態があります。主なものは以下の通りです。

  • アルセニック・アルバム(Arsenic album):不安や落ち着きのなさ、恐怖感に効果があるとされ、細部にこだわる整理整頓型の強迫者に適します。
  • シフィリナム(Syphillinum):イライラ感や絶望感に働き、精神面の他のレメディと併用されることが多いです。
  • バッハフラワー(Bach Flower):差し迫った不安や繰り返しの思考に特化したハーブ系レメディです。
  • パルサティラ(Pulsatilla)ヌックス・ボミカ(Nux Vomica)カーカニソン(Carcinocin)なども患者の個別症状に応じて使用されます。

ホメオパシーは自然由来の成分を用いますが、ハーブ療法とは異なり、動物組織や鉱物、植物の根などから作られることがあります。レメディの選択と投与量は、必ず資格を有する施術者の指導の下で決定してください。

留意点

ホメオパシーは症状に合わせた個別化治療であり、ある人に有効でも他の人には効果が出ないことがあります。レメディは非常に高い希釈度で提供され、ラベルに希釈比が記載されています。効果が現れるまでに時間がかかることが多く、標準的な薬物療法で1か月程度で効果を感じ始めるのに対し、ホメオパシーでは数か月から1年程度かかることもあります。