パルサティラ(ホメオパシー)治療

概要

パルサティラ・ニグリカンス(Pulsatilla nigricans)は、ホメオパシー薬局方に頻繁に使用される薬剤です。キンポウゲ科に属する多年草で、乾燥した開けた野原に3〜6インチ(約7.5〜15cm)ほどの高さに成長します。花は鐘形で、濃い紫色から淡い青色までの色合いがあります。ホメオパシー薬は、開花期の全草から調製されます。

主な適応症

  • 鼻詰まり、慢性的な粘膜刺激、関節や筋肉の腫れ、打撲による腫れの軽減
  • 耳の詰まり感
  • 喘息、結膜炎、蕁麻疹、過敏性腸症候群、膨満感、腹部の圧迫感、夜間頻尿、不規則月経、月経前症候群、前立腺炎など

レメディー選択の指標

  • 性格が変わりやすく、朝に緑黄色の鼻汁が出る
  • 夜になると鼻が閉まり、嗅覚や味覚が低下する
  • 孤独や屈辱への恐れ、猫の夢を見る、夜間に目が冴える、すぐに傷つきやすいといった心理的特徴

症状の変化の指標

  • 屋外や冷たい部屋にいると、腫れに伴う症状が改善する場合はパルサティラが適応
  • 熱い環境、食後、夕方に症状が悪化する場合も同様の指標となる

注意点

RxList(インターネット・ドラッグ・インデックス)によると、乾燥した植物部位の使用効果については十分なエビデンスがなく、効果を評価できないとされています。一方で「痛み、発熱、痙攣、細菌」に対して有効の可能性が示唆されています。また、生の植物の使用は推奨されていません。ホメオパシー製剤は、極微量(分子レベル)であるため、一般的に安全と考えられます。

珍しい使用例

2007年1月に「Homeopathy: The Journal of the Faculty of Homeopathy」に掲載された研究(J. Lobreiro)では、パルサティラが3年間不妊だった賞受賞ネローレ種の雄牛の不妊治療に成功したと報告されています。

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