犬舎咳のホメオパシー予防

犬舎咳(ケンネルコフ)は、複数のウイルスが原因となる犬の上部呼吸器感染症です。致死的になることは稀ですが、数週間にわたり犬に大きな不快感を与えます。また非常に感染力が強く、他の動物へも容易に広がります。そんな犬舎咳のリスクを、犬舎に入る前後にホメオパシー予防薬で軽減する方法をご紹介します。

効力(ポテンシー)

ホメオパシー薬は植物由来成分を極度に希釈したものです。希釈度は「X」「C」「M」の文字で表され、ローマ数字の 10、100、1000 を意味します。例えば 3X は 1:1,000 の希釈、3C は 1:1,000,000 の希釈です。市販の単剤は主に X または C が使われ、どちらも効果があります。M 級は認定ホメオパシー医師の処方のみで、一般販売はされません。また、複数の希釈を組み合わせた製品は文字や数字が付かないことがあります。KC-Defense がその例です。

成分

予防の目的は免疫機能を高め、犬が感染に対抗できるようにすることです。単剤でよく使われるのはアコナイト(6C)とブリオニア(6C)です。複合製品にはエキナセア、リン酸マグネシウム、リン酸鉄、硫酸カリウムなどのハーブや組織塩が加えられることがあります。さらに、感染が進行した際の症状緩和を狙う成分として、ラフラシア(30C)、スポンジア・トスタ(6C)、ドロセラ(30C)やリブワート・プランテイン(Plantago lanceolata)などが配合されることがあります。

使用方法

ホメオパシー予防薬は食事と一緒に与えるのではなく、直接犬の口に入れます。薬は小さな顆粒状で、唾液と接触するとすぐに溶けます。投与量は犬の体重に応じて、一般的にはひとつまみから二つまみ程度です。初日は1時間ごとに最大10回、以降は1日3回程度を2〜3週間続けます。理想的には犬舎に行く1週間前から使用を開始すると予防効果が高まります。

安全性

犬舎咳用のホメオパシー薬に既知の禁忌は報告されていません。若齢犬や妊娠・授乳中の犬にも安全に使用できるとされています。

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