胃の幽門部と胃底部の紅斑とは?

胃の幽門部(アントラム)と胃底部(ファンダス)の紅斑とは

内視鏡検査で胃の幽門部や胃底部に赤みや腫れが見られることを「紅斑」と呼びます。これは粘膜の炎症や血流の増加を示すサインで、さまざまな胃腸疾患の兆候となります。

主な原因

胃炎(ガストリティス):ヘリコバクター・ピロリ感染、NSAIDsなどの薬剤、過度の飲酒、自己免疫などが原因で粘膜が炎症し、紅斑が現れます。

消化性潰瘍:胃や十二指腸の粘膜に潰瘍ができると、周囲の粘膜が刺激されて紅斑が見られます。

逆流性食道炎:胃酸が食道に逆流することで食道だけでなく胃の上部粘膜にも炎症が波及し、紅斑となることがあります。

感染症:サイトメガロウイルスやカンジダなどのウイルス・真菌感染が胃粘膜に炎症を起こし、紅斑として現れます。

全身性疾患:クローン病やセリアック病など、消化管全体に影響を及ぼす疾患でも胃粘膜に炎症が起き、紅斑が認められることがあります。

診断と対応

紅斑は内視鏡所見だけでは原因を特定できません。生検や血液検査、画像検査など追加の検査が必要です。診断が確定すれば、原因に応じた薬物療法や生活指導が行われます。

紅斑が見つかった場合は、必ず専門医の評価を受け、適切な検査と治療を受けることが重要です。

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