L5前滑脱8mmとは何か?原因・症状・治療法を解説

定義

前滑脱(anterolisthesis)とは、ある椎骨が下方の椎骨に対して前方にずれる状態を指します。最も一般的なのはL5‑S1前滑脱で、第五腰椎(L5)が第一仙椎(S1)に対して前方へずれます。

L5前滑脱8mmとは

「L5前滑脱8mm」は、L5‑S1レベルでL5椎体が前方に8ミリメートルずれた状態を意味し、中等度の前滑脱に該当します。

原因

  • 変形性関節症などの変性変化
  • 骨折や脱臼などの外傷
  • 先天性奇形
  • 椎弓根部欠損(pars interarticularis)を伴うすべり症(spondylolisthesis)

主な症状

  • 腰部の痛み
  • 下肢の疼痛
  • しびれやチクチク感
  • 下肢の筋力低下
  • 歩行や立位が困難になること

治療法

症状の重さや進行度に応じて以下の方法が選択されます。

  • 安静、氷冷、鎮痛薬などの保存的療法
  • 背部筋肉を強化する理学療法
  • 脊椎を支持する装具(ブレース)
  • 前滑脱の矯正を目的とした手術

予後

多くの患者は保存的治療で症状が改善し、予後は良好です。重度の前滑脱や保存療法で効果が見られない場合は手術が検討されます。

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