膿胸(エンピエマ)とは何ですか?

膿胸(エンピエマ)とは

膿胸は、肺と胸壁の間にある胸膜腔に膿がたまる状態です。放置すると肺機能障害や敗血症などの重篤な合併症を引き起こすため、早期の診断と治療が求められます。

主な原因

  • 細菌感染:肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌などが膿胸を引き起こすことがあります。
  • ウイルス感染:インフルエンザやアデノウイルスでも二次的に膿胸になることがあります。
  • 肺膿瘍:肺内に膿がたまり破裂すると、膿が胸膜腔へ流れ込み膿胸となります。
  • 外傷:銃創や刺傷など胸部外傷でも胸膜腔に細菌が侵入し膿胸を発症します。

主な症状

  • 発熱
  • 寒気
  • 呼吸困難
  • 胸痛
  • 胸膜痛(咳や深呼吸で悪化する鋭い刺すような痛み)
  • 倦怠感
  • 体重減少

診断と治療

症状が疑われたら速やかに医師の診察を受けましょう。治療は主に以下の3つです。

  1. 抗菌薬:原因菌に合わせた抗生物質で感染を抑制します。
  2. 胸腔ドレナージ:細い胸管を胸膜腔に挿入し、膿を排出します。
  3. 支持療法:疼痛管理、酸素投与、栄養補給などが行われます。

感染が広範囲または膿の排出が不十分な場合は、外科的手術が検討されます。手術では感染組織の除去や、永久的なドレナージ装置の設置が行われます。

膿胸は早期に発見すれば適切な治療で完治が期待できます。上記の症状が現れたら、すぐに医療機関を受診してください。

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