肩ペンドラム運動のやり方と効果
回転腱板断裂、凍結肩(拘縮性関節包炎)、関節唇損傷、関節炎などの肩の怪我は外科手術が必要になることがあります。手術後は理学療法で腕の機能回復を目指しますが、肩ペンドラムは術後に最初に許可されるエクササイズです。
解剖学
肩関節は球関節で、上腕骨(上腕の骨)が球、肩甲骨(肩甲骨)の一部がソケット(窩)になります。球がソケット内で回転することで、肩関節は多方向に動きます。上腕骨の球は肩の筋肉、靭帯、関節包によって肩甲骨の窩に保持されています。これらの構造のいずれかが損傷すると、手術が必要になることがあります。
定義
このエクササイズは時計の振り子のように左右に揺れる動きを模倣するため、ペンドラムと呼ばれます。振り子が一度動き出すと、重力が一定の速度で揺れ続けます。同様に、体重を利用して上腕骨を動かし、重力が腕の動きを助けます。
メカニズム
肩ペンドラムは、肩関節周囲の構造に負担をかけずに可動域を広げます。立位では腕を動かすために肩の筋肉が重力に逆らって収縮しなければなりませんが、術後は筋肉を保護する必要があります。一方、関節は固定されるとすぐに硬直します。ペンドラムは重力で肩関節の負荷を軽減した姿勢で行うため、リハビリ初期から実施できるのが特徴です。
実施方法
肩ペンドラムを行うには、立っているか座っている状態で腰を前方に90度曲げ、患側の腕を床方向に垂らします。反対側の腕でテーブルの端を支えて体を安定させます。体をやさしく揺らしながら、腕を前後に10回揺らします。その後、左右、時計回り、反時計回りと順に繰り返します。通常は1日3回実施します。さらに伸展を促したい場合は、手に軽いウェイトを持って行うことも可能です。
