義足で歩く方法の学び方

はじめに

義足での歩行は、単に説明を読むだけでは習得が難しいです。膝上義足(上部膝関節義足)と膝下義足の2種類がありますが、機械式膝関節を備えた膝上義足は特に操作が複雑です。本稿では、デジタルリソース財団(Orthotics and Prosthetics Community)に所属する理学療法士ベーニス・ケーゲル氏が解説した、Mauch社製 S‑N‑S 義足の基本的な歩行手順を紹介します。

歩行の基本ステップ

  1. スイングとスタンスの切り替え
    • レバーをシリンダーの上部にあるダウンポジションへ設定し、スイング/スタンス制御を有効にします。これにより通常歩行や足の振り上げ、立位が可能になります。大腿部を前方に振り、減速させます。すねはスムーズに前に振れ、かかとが地面に接した瞬間は完全に伸ばした状態にします。
    • スタンスフェーズの最後では、股関節を膝の前方に持ってきて、足の前部(球部)に体重を乗せます。この操作でスタンス制御が解除され、膝が自由にスイングできるようになります。柔らかい地面で特に重要です。
  2. 階段やスロープの下り方

    段差やスロープを下る際は「ステップオーバーステップ」法を用います。義足のかかとを下段に置き、足先を段の縁にかけるようにします。ベーニス・ケーゲル氏は、足先が段の端を越えるように配置することを推奨しています。股関節を前方に屈曲させ、義足に体重をかけながら下ります。

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