クレマスター反射の臨床的意義と評価
クレマスター反射とは
クレマスター反射は、太ももの内側を軽く撫でることで誘発される脊髄反射です。刺激に対してクレマスタ筋が収縮し、同側の陰嚢が持ち上がります。
臨床的意義
1. L1–L2脊髄セグメントの機能評価に使用できる。 椎間板ヘルニアなどでこれらのセグメントが障害されると、反射が消失します。
2. 上位病変と下位病変の鑑別に役立つ。 T12レベルの脊髄損傷など上位病変では下降性経路が遮断され、反射が失われます。一方、陰部神経損傷などの下位病変では経路は保たれ、反射は残存します。
クレマスター反射は簡便で実施しやすく、重要な臨床情報を提供します。
