看護のKardexとは何か?

Kardex(カルデックス)は、医療現場で患者のケア情報を整理・記録・共有するためのシステムまたはツールです。バイタルサイン、投薬、治療、看護介入など、患者に関わる重要な情報を一元管理し、医療従事者間の円滑な情報伝達を支援します。

Kardexの概要

「Kardex」という名称は、card(カード)index(索引)を組み合わせた言葉で、患者情報が記載されたカードやシートを束ねたものを指します。従来は紙のカードブック形式でしたが、現在では電子カルテシステムに統合されたデジタル版が主流です。

主な項目

1. 患者情報

氏名、年齢、診療記録番号、診断名、入院日など、患者を特定する基本情報が記載されます。

2. バイタルサイン

血圧、脈拍、呼吸数、体温、酸素飽和度など、定期的に測定したバイタルサインを時間ごとに記録します。これにより、患者の全身状態の変化を迅速に把握できます。

3. 投薬情報

処方された薬剤の名称、用量、投与頻度、投与経路、医師の指示を一覧化し、投薬実施時間や投与量、アレルギー・副作用の有無も併せて管理します。

4. 治療・手技

手術、検査、理学療法、創傷管理など、患者に対して行われる治療や手技、検査の内容と実施日時を記録します。

5. 看護記録

看護師が行った観察・評価・介入内容を詳細に記入します。患者の状態変化や治療への反応、特記事項などがここに残ります。

6. ケアプラン

患者の目標設定や具体的な介入計画をまとめたセクションです。短期・長期の目標とそれに向けた具体的な看護措置が記載されます。

7. コミュニケーションツールとしての役割

Kardexは、担当看護師だけでなく、医師、薬剤師、理学療法士など、患者ケアに関わる全てのスタッフが情報を共有できるプラットフォームです。情報が一元化されることで、チーム全体の連携が強化され、ケアの継続性が保たれます。

まとめ

Kardexは、患者情報を体系的に記録・管理し、医療チーム全体で迅速かつ正確に共有できる重要なツールです。バイタルサインから投薬、治療計画までを一つのシステムで把握できるため、質の高い看護ケアの実現に貢献します。

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