狂犬病に感染した動物を見つけたときの対処法

狂犬病の認識

狂犬病かどうかを確実に判定できるのは血液検査だけですが、感染した動物は中枢神経系に影響が出るため、いくつかの外見的症状が現れます。最初のサインは行動の変化です。野生動物の普段の習性を知っておき、異常な行動を見分けましょう。例えば、アライグマやスカンク、コウモリは昼間に活動することが少なく、コウモリは地面や平らな場所に横たわることはほとんどありません。狂犬病の動物は、異常に人懐っこくなったり、逆に攻撃的になったりします。症状が進行すると、痙攣やふらつき、口から泡が出ることがあります。

狂犬病動物に遭遇したとき

感染が疑われる動物に出会ったら、絶対に直接触れないようにしてください。例えば、地面に落ちているコウモリを手で拾うことはやめましょう。どうしても死体や疑わしい動物を移動させる必要がある場合は、まず手にビニール袋などで保護し、直接触れないようにします。友好的に見える野生動物や見慣れないペットに近づかない、挑発しないことが重要です。興奮した動物は噛んだりひっかいたりする可能性があります。背中を向けず、落ち着いて警戒を保ちましょう。

近くに飼い犬や猫がいる場合は、すぐに室内に入れ、安全を確保してください。散歩中に遭遇した場合は、リードでしっかりと動物を制御し、離れた場所に置きます。

できるだけ早く地域の動物管理担当者に連絡し、最後に目撃した場所を正確に伝えてください。病んだ動物がそのまま残っていると、感染が拡大します。動物管理が到着するまで、子どもやペットは外出させず、屋内で安全に過ごさせましょう。

もし噛まれたり、ひっかかれたり、唾液が付着したりした場合は、まず頭部と首を守りながら攻撃から離れ、できるだけ早く医療機関を受診してください。救急やかかりつけ医に『狂犬病が疑われる』旨を伝え、5回シリーズの予防接種を開始してもらいます。迅速な治療を受ければ、致死率は低くなります。

予防策

ペットは必ず狂犬病ワクチンを接種し、定期的に予防接種状況を確認しましょう。また、ゴミ箱の蓋を閉める、野生動物への餌やりをしないなど、野生動物が住宅周辺に近づかない環境作りも重要です。子どもたちには野生動物(特にコウモリ)がどのような行動をとるかを教え、決して近づかないように指導してください。

動物の咬傷 - 関連記事