狂犬病について知っておくべきすべてのこと

米国疾病予防管理センター(CDC)によると、世界では年間平均55,000人が狂犬病で死亡すると推定されています。狂犬病は軽視できない致死性ウイルス感染症で、たった一度の動物の咬傷が命に関わります。地域で狂犬病が流行している場合は、すべての咬傷を真剣に受け止め、速やかな対処が必要です。

感染経路

狂犬病ウイルスは感染した動物の唾液や血液、組織液を通じて他の哺乳類(人を含む)に伝わります。主に感染動物に噛まれることで人に感染しますが、傷口への唾液の接触でもリスクがあります。

潜伏期間と発症までの時間枠

感染後、症状が現れるまでの潜伏期間は数日から数年まで幅がありますが、一般的には2〜3か月です。症状が出た後は、治療が遅れると2〜18日以内に意識障害や死に至ります。

危険性

狂犬病は脳を侵すウイルス性疾患で、致死率はほぼ100%です。医学微生物学会の報告によれば、症状が出た状態で生存した例はわずか6例で、うち4例は永久的な脳障害を残しています。

主な症状

感染部位の咬傷は症状が出る頃には治癒していることが多いです。初期症状は咬傷部位の痒み・灼熱感・痛み、発熱、頭痛などです。症状が進行すると、持続的な発熱、うつ状態、不安、倦怠感、筋肉痛、過剰な唾液分泌が見られます。興奮とイライラ、幻覚を伴う「凶暴型」や、麻痺が進む「麻痺型」へと移行し、最終的に昏睡・死に至ります。症状は通常2〜14日続きます。

治療と予防

疑わしい動物に咬まれた場合は、すぐに石鹸と水で傷口と周囲を洗浄し、アルコールで消毒します。その後、できるだけ早く医療機関を受診し、咬んだ動物の情報を伝えましょう。医師が狂犬病リスクが高いと判断した場合は、曝露後予防(PEP)として、免疫グロブリンと狂犬病ワクチンの接種が推奨されます。費用はかかりますが、効果は確実で命を救います。

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