ウサギからのパスツレラ症は人に感染しますか?
パスツレラ症とは
パスツレラ症は、さまざまな動物に感染する細菌性疾患で、ウサギでもよく見られます。主に口腔内に常在するPasteurella multocidaが原因で、動物同士や人との接触により感染することがあります。
人への感染は?
人におけるパスツレラ症は稀ですが、感染は可能です。主な感染経路は、ウサギの咬傷や引っ掻き傷、あるいは分泌物(唾液や鼻水)に直接触れたときです。獣医師・農家・ペットハンドラーなど、ウサギと頻繁に接する人がリスクが高くなります。
主な原因菌
Pasteurella multocidaは、健康なウサギの口内に常在し、病原性を持つ菌株が傷口から体内に侵入すると感染が成立します。
主な症状
- 皮膚感染:咬傷や引っ掻き傷部位に化膿性皮膚炎や膿瘍ができる。
- 呼吸器感染:肺に細菌が入り込むと肺炎や気管支炎を引き起こす。
- 血流感染:重症化すると敗血症につながることがある。
治療法
感染が確認された場合、抗生物質による治療が基本です。症状や感染部位に応じて、適切な抗菌薬を医師が選択します。早期の治療開始が回復を早め、合併症のリスクを低減します。
予防策
ウサギを扱う際の基本的な衛生管理が予防の鍵です。
- 作業時は手袋や防護服を着用し、咬傷や引っ掻き傷を防ぐ。
- 作業後は石鹸と流水で手をしっかり洗う。
- ウサギの健康状態を定期的にチェックし、感染が疑われる場合は獣医師に相談する。
これらの対策を徹底すれば、ウサギから人へのパスツレラ症感染リスクは大幅に低減できます。
