狂犬病とは何か?
狂犬病は中枢神経系に影響を与える致死性ウイルス性疾患で、主に感染動物に噛まれることにより人に感染します。ウイルスは噛み傷部位から神経を通って脳へ移動し、脳組織の炎症と損傷を引き起こします。
症状
初期症状は以下のような非特異的なものが現れます。
- 発熱
- 頭痛
- 吐き気・嘔吐
- 興奮や錯乱
- 幻覚
病状が進行すると、次のような重篤な症状が現れます。
- 恐水症(=水を飲むことへの恐怖)
- 嚥下困難
- 麻痺
- 痙攣
- 昏睡
治療
症状が出た段階での根治療法はありません。治療は主に対症療法となり、以下が行われます。
- 狂犬病免疫グロブリン(RIG)とワクチンの投与
- 集中治療による症状管理
- 二次感染やウイルス拡散の防止
予防
- アライグマ、スカンク、キツネ、コウモリなど野生動物との接触を避けることが最も効果的です。
- 動物に噛まれた場合は、すぐに石鹸と流水で傷口を洗浄し、速やかに医療機関を受診してください。
- リスクが高い人は、予防接種(狂犬病ワクチン)を受けることが推奨されます。
