ナンキンムシは駆除できますか?

ナンキンムシの生活史

最適な環境下では、成虫になるまで約1か月です。メスは1日1〜12個、総計で最大200個の卵を産みます。卵は粘着性のある物質で表面にくっつき、孵化した幼虫(ニンフ)は5回脱皮して成虫になります。脱皮ごとに血を吸いますが、餌がなくても数か月生き延びられます。

ナンキンムシに刺されたときの症状

血を吸うために病原体を媒介する可能性は低いとされていますが、刺された箇所はかゆみや赤み、発疹が現れます。人によっては全く症状が出ないこともあり、睡眠中に刺されていることに気付かないこともあります。かゆみが強い場合は抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬、感染が疑われる場合は抗生物質が処方されることがあります。

ナンキンムシを殺すのは簡単ではない

室温を上げるだけでは駆除できません。全室を約120°F(約49°C)以上に保つ必要がありますが、専門機材なしでは実現が難しいです。市販の殺虫スプレーや粉剤は効果が低く、完全な駆除は期待できません。掃除機で吸い取ると一部は除去できますが、すべての虫を殺すわけではありません。

自宅でできる対策方法

散らかった場所は繁殖場になるため、床やクローゼット、収納棚は整理整頓しましょう。ベッドリネンやクッションカバー、衣類は可能な限り113°F(約45°C)以上の熱水で洗濯すると虫が死滅します。カーペットやマットレス、家具は念入りに掃除機で吸い取り、吸引袋は密封して処分します。使用する殺虫剤は「ナンキンムシ対策用」と明記されたものを選びましょう。

確実な解決策は専門業者へ依頼

最も確実なのは、プロの害虫駆除業者に依頼することです。熱処理、スチーム、燻蒸、トラップ、さらにはナンキンムシ探知犬など、状況に応じた複数の手法が用いられます。いずれの方法でも、駆除後の再発防止のために定期的なフォローアップが必要です。

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