屋内で見られるダニの種類と特徴

ダニは節足動物に属し、ダニやノミと近縁の小さな節足動物です。家庭内に侵入しやすく、壁の隙間や食料庫、ペットにまで及びます。種によって生態はさまざまで、ほとんどは他の昆虫や腐植物を捕食する無害な捕食者ですが、人や動物に寄生する種類もあります。大量に発生すると皮膚刺激やかゆみを引き起こすため、代表的な室内ダニの特徴と対策をまとめました。

クローバーダニ

体長約0.85mmの赤茶色の小さなダニで、主にクローバーやツタ、草、果樹を食料とします。食料が枯れると家屋の窓枠やドアの隙間から侵入し、秋に活動が活発化し冬に卵を産みます。大量に侵入しても健康被害はありませんが、見た目が不快です。

鳥ダニ

本来は鳥類に寄生し、血を吸うことで生活します。宿主の鳥が死ぬと人間に噛み付くことがありますが、長時間人に留まることは少ないです。鳥の巣が煙突や梁にある住宅で発生しやすく、掃除機での除去やエアロゾル殺虫剤が有効です。

チャグダニ(ヒゼンダニ)

ヒトに寄生する主なダニで、幼虫(チャグ)だけが皮膚に付着して吸血します。赤みがかった幼虫は肉眼ではほとんど見えません。皮膚に付くと唾液を注入し、皮膚組織を液化させて摂取するため、数日間かけて炎症と激しいかゆみを引き起こします。藁や茅葺き屋根、低木が生息地となります。殺虫剤での駆除が一般的です。

疥癬ダニ

ヒトや家畜に寄生するダニで、皮膚の表層にトンネルを掘り卵を産みます。皮膚の分泌物や組織を食べ、数日間しか宿主外で生存できません。感染すると疥癬という伝染性の皮膚炎を起こし、痒みが強く出ます。処方薬の殺虫剤クリームや衛生管理が治療と予防に必要です。

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