頭ジラミ(シラミ)の治療法とは?
市販薬での治療
ピレスロイド系成分(ピレスリン)またはパーメトリン1%を含むローションやシャンプーは、米国疾病予防管理センター(CDC)によって安全かつ有効とされています。ピレスリンはキク科の花から抽出された天然成分で、A-200、Pronto、R&C、Triple Xシャンプーなどに含まれます。パーメトリンは合成ピレスロイドで、FDAの承認を受けており、Nixローションに1%配合されています。
使用手順は、髪を洗い乾かした後に薬用シャンプーまたはローションを頭皮と髪全体に塗布し、10分間放置してから洗い流します。ピレスリン・パーメトリンは生きたシラミのみを死滅させ、卵(ニット)は残すため、9〜10日後に再度同じ処置を行うことが推奨されています。2回の処置でもシラミが残る場合は、医師に相談し、より強力な処方薬を検討してください。
処方薬での治療
市販薬で効果が不十分な場合、医師は0.5%マラチオンローションを処方することがあります。マラチオンは生きたシラミだけでなく、一部の卵も死滅させます。ただし、7〜9日後に再度処置を行い、まだ生きたシラミがいる場合は追加治療が必要です。使用方法は、乾いた髪にローションを塗布し、髪と頭皮が濡れるまでしっかり塗り込み、ラベル指示通り12時間放置します。皮膚刺激の可能性があるため、6歳未満の子どもには使用しないでください。
極端に重症なケースでは、医師は1%リンダンシャンプーを処方することがあります。リンダンはFDA承認ですが、過剰使用や誤用は中枢神経系に毒性をもたらす恐れがあるため、第一選択薬としては推奨されません。
シラミの卵(ニット)除去
シラミ治療を完了させるには、卵(ニット)を徹底的に除去する必要があります。ニットは髪に接着剤のような物質でくっついているため、除去が難しいです。金属製の細かい歯を持つニットコームを使用すると効果的です。市販のシラミ治療製品に付属していることもあります。コームを使用する前に、オリーブオイルやミツロウを髪やコームの歯に塗布すると、接着剤が緩みやすくなります。また、食器用洗剤でコームを湿らせると、ニットが取り除きやすくなります。CDCは、治療後2〜3日ごとにニットコームで卵と死んだシラミを除去することを推奨しています。
再感染防止策
シラミは感染者との密接な接触や、寝具、帽子、スカーフ、ヘアアクセサリーなどの共有によって簡単に広がります。感染が確認された場合は、頭と頭を直接合わせる接触や、衣類・帽子・アクセサリー・寝具の共有を避けましょう。家族や接触した人全員をチェックし、卵やシラミが見つかった場合は速やかに治療します。
シラミは髪から離れた環境でも1〜2日間生存できるため、感染者が使用した寝具や衣類は、130°F(約54°C)以上の熱い水と洗剤で機械洗濯してください。ブラシやコームも熱湯で洗浄し、家具やカーペットは掃除機でしっかり吸い取ります。
