成人の寄生虫による皮膚トラブル
多くの皮膚寄生虫は刺すだけで離れますが、長期間皮膚に留まるものもあります。いずれもかゆみや腫れを引き起こし、放置すると感染や瘢痕になることがあります。
シラミ
シラミは多数の種があるものの、人に寄生するのは頭シラミだけです。頭シラミは子どもや大人に広がりやすく、卵や幼虫は肉眼で確認でき、市販のシラミシャンプーで簡単に駆除できます。
ダニ
ダニは人にとっては一時的な寄生者です。主に鳥類やげっ歯類に寄生しますが、宿主がいない場合は人の血を吸うことがあります。
ノミ
ノミは犬や猫にも寄生し、人にも刺咬します。皮膚を刺して血を吸い、刺された部位にかゆみと腫れを伴う赤い膨らみができます。
トコジラミ
トコジラミは最近ホテルでも見られるようになり、寝具や家具に潜んでいます。人の皮膚に乗り移り血を吸いますが、病原体は媒介しません。ただし、強いかゆみを引き起こします。
疥癬(かいせん)
疥癬はサルコプテス・ミティスというダニが皮膚に潜み、赤い膿疱や丘疹を作ります。指と足の間の皮膚ひだに多く見られ、激しいかゆみが特徴です。
妄想性寄生虫症
妄想性寄生虫症は、実際には寄生虫がいないにもかかわらず、自分が寄生虫に感染していると誤信する精神疾患です。主に覚醒剤常用者に見られます。
