ファンネルウェブクモの危険性と対策

ファンネルウェブクモは世界中に500種以上存在し、円錐形の巣を作って獲物を捕らえることで知られています。北米やオーストラリアに多く分布し、噛まれると激しい痛みと多彩な症状を引き起こすため、庭仕事やキャンプをする人々にとって大きな脅威です。

分布範囲

他の多くのクモと異なり、ファンネルウェブクモは温帯気候を好みます。北米だけで300種以上が確認されており、特にオーストラリア東海岸(ビクトリア州やニューサウスウェールズ州)に生息するシドニー・ファンネルウェブクモは最も危険とされています。これらのクモは草原に生息し、草むらに巣を張ります。ハイキングやキャンプで草地を歩く際は注意が必要です。

外観と特徴

ファンネルウェブクモは光沢のある黒色が基本で、腹部には小さな赤い毛が覆っています。足は長く細く、腹部の色は濃い紫や茶色になることもあります。雌は体長6〜7センチ、雄は4〜6センチで、雌の方が腹部が大きく目立ちます。

噛まれたときの症状

雄と雌のどちらも有毒ですが、雄の方がより強力な毒を持ち、噛み付きが多いです。噛まれると瞬時に激痛が走り、10〜15分以内に唇のしびれ、嘔吐、気道閉塞、筋肉痙攣、意識喪失、痙攣、発汗などの症状が現れます。抗毒素は存在しますが、速やかな医療処置が不可欠です。

応急処置と医療

噛まれたと思ったらすぐに医療機関を受診してください。病院へ向かうまでの間は、蛇咬と同様に圧迫止血を行い、患部をできるだけ動かさないようにします。診療では抗毒素の投与と創部の包帯処置が行われます。特に子どもの場合は体重あたりの毒量が大きくなるため、緊急性が高まります。

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