蚊に刺されたときのかゆみはなぜ起きるのか

蚊に刺されると、蚊が皮膚に注入する唾液がかゆみの主因となります。唾液中のタンパク質や化学物質が体内でヒスタミンなどの炎症性物質の放出を引き起こし、刺された部位が赤く腫れ、強いかゆみを伴います。

蚊の唾液に含まれる主な成分

  • ヒスタミン様タンパク質:体の免疫反応を刺激し、血管拡張と炎症を促進します。
  • 蟻酸(フォルミック酸):軽い酸性で、刺された箇所に焼けるような刺激感を与えます。
  • セロトニン:本来は快感や幸福感に関わる神経伝達物質ですが、過剰になると皮膚のかゆみを誘発します。
  • ドーパミン:快感に関与するもう一つの神経伝達物質で、濃度が高くなると同様にかゆみを引き起こすことがあります。

かゆみのメカニズム

これらの成分が複合的に作用し、皮膚の感覚神経を刺激してかゆみを感じさせます。個人差はありますが、免疫反応が強いほど症状は顕著になります。

重篤な反応が出た場合の対処

稀に、蚊に刺されたことでじんましんやアナフィラキシーショックといった重篤なアレルギー反応が起こることがあります。以下の症状が現れたら速やかに医療機関を受診してください。

  • 呼吸困難や喉の腫れ
  • 全身の発疹や腫れが急速に広がる
  • めまい・失神

軽いかゆみは市販の抗ヒスタミン薬や冷湿布で緩和できますが、症状が長引く場合や悪化する場合は医師に相談しましょう。

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