膀胱がんとは?症状・診断・治療のポイント
膀胱がんは主に高齢の白人男性に多く見られますが、女性が診断されると病期が進んでいることが多く、注意が必要です。治療には手術、放射線療法、化学療法が用いられ、膀胱全摘が必要なケースでは尿を体外に集めるためのストーマバッグが使用されます。
膀胱がんとは
膀胱がんは膀胱という尿を貯めて排出する臓器に発生する悪性腫瘍です。ジョンズ・ホプキンズ大学の病理学部によると、男性ではがん全体の第4位、女性では第10位に多いがんで、年間約5万人が診断され、約1万2000人が死亡しています。
膀胱がんの主な症状
最も一般的な症状は血尿、排尿時の痛みや灼熱感、頻尿です。これらの症状は尿路感染や膀胱炎でも現れることがあるため、疑わしい場合は速やかに医師の診察を受けましょう。
女性と男性の膀胱がんの違い
女性は診断が遅れる傾向にあり、病期が進行した状態で見つかることが多いです。その結果、膀胱全摘や周囲臓器への広範な手術が必要になるケースが増えます。
膀胱がんのステージ
膀胱がんはステージⅠ〜Ⅳの4段階に分類されます。ステージⅠは膀胱粘膜内にとどまる段階、ステージⅡは筋層に侵入、ステージⅢは筋層と周囲組織(前立腺や子宮)に広がり、ステージⅣは筋層・周囲組織に加えてリンパ節や他臓器へ転移した状態です。
膀胱がんの治療法
治療はがんのステージに応じて手術が中心となります。進行度が高いほど膀胱全摘や前立腺・子宮・卵巣などの周囲組織の切除が行われます。併せて放射線療法や化学療法が実施され、治療後は術後2年は3か月ごと、その後は6か月ごとに泌尿器腫瘍専門医のフォローアップを受け、再発予防に努めます。
