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膀胱の壊束(トラベキュレーション)とは?

膀胱の壊束(トラベキュレーション)とは

膀胱の内壁に隆起した肥厚したリッジ(帯状の突起)が見られる状態を「膀胱壊束(トラベキュレーション)」と呼びます。これは、膀胱平滑筋(デトリウス筋)が過活動になり頻繁に収縮することで、膀胱壁が厚くなり、袋状や嚢状の構造が形成されるために起こります。これらのリッジは、膀胱鏡検査(カメラを膀胱内に挿入して観察する検査)で確認できます。

主な原因

  • 尿路閉塞:前立腺肥大や尿道狭窄など、尿の流れが妨げられると膀胱内圧が上昇し、壊束が生じやすくなります。
  • 神経性膀胱:多発性硬化症、脊髄損傷、パーキンソン病などで神経が損傷し、膀胱の制御ができなくなると、過度の収縮が起こり壊束が形成されます。
  • 慢性炎症(慢性膀胱炎):繰り返す尿路感染症や特定の薬剤、自己免疫疾患などが原因で膀胱が慢性的に炎症を起こすと、壁が肥厚し壊束が見られます。
  • 膀胱出口閉塞(BOO):特に男性の前立腺肥大が原因で膀胱出口が狭くなると、膀胱内圧が上がり壊束が進行します。

主な症状

  • 頻尿
  • 排尿開始困難
  • 尿流が弱い
  • 膀胱が完全に空かない感覚
  • 尿意切迫感
  • 尿失禁

治療のポイント

壊束自体の治療は、原因となる基礎疾患の管理が中心です。具体的には、膀胱平滑筋を弛緩させる薬剤、尿路閉塞を解消する手術、または神経疾患や炎症のコントロールが行われます。

症状が疑われる場合は、泌尿器科医の診察を受け、膀胱鏡検査や画像検査で正確な評価を受けることが重要です。

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