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膀胱がんに対する結核菌(BCG)療法の概要

結核

結核は主に肺を侵す細菌性疾患です。結核菌は空気中に浮遊し、咳やくしゃみ、会話などで他人に感染します。感染した人のうち、約5〜10%が症状を呈し結核となります。

膀胱がん

膀胱がんは膀胱に腫瘍ができる疾患で、約90%が移行上皮癌(TCC)です。多くは粘膜内にとどまる非侵襲性ですが、一部は筋層まで浸潤します。頻尿や排尿時の痛み、血尿などの症状が現れます。

結核菌を用いた治療(BCG療法)

非侵襲性の膀胱がんは、シストスコープを用いた経尿道的切除で除去できます。再発リスクが高い場合、加熱または化学処理で不活化した結核菌(BCG)を膀胱内に注入し、免疫反応を誘導して腫瘍の増殖を抑えます。治療は6回の週1回投与を行い、その後は月1回シストスコピーで再発を確認します。

合併症

稀にBCG療法で結核様症状が出ることがあります。咳や血痰など呼吸器症状が現れた場合は速やかに医師に相談し、抗生剤で対応します。治療には時間がかかり、再発の可能性も残ります。

留意点

膀胱がんの疑いがある症状が出たら早めに医師に受診してください。BCG療法は膀胱がんの根治ではなく、再発予防・制御を目的とした治療です。

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