多発性骨髄腫の併用治療
多発性骨髄腫は、骨髄内の形質細胞ががん化する疾患です。骨腫瘍は免疫機能を低下させ、赤血球・血小板・白血球など様々な血球の産生を阻害します。治療は主に化学療法と複数薬剤の併用が行われます。
多発性骨髄腫とは
骨の痛みや骨折、骨量減少が起こりやすく、感染症や出血リスクも高まります。発熱や原因不明の骨折、四肢の脱力などが見られることがあります。高齢者や放射線治療を受けた経験がある人に多く発症します。診断はX線、骨髄生検、血液検査などで行われます。
幹細胞併用治療
メイヨークリニックのガイドラインでは、ボルテゾミブまたはレナリドミドとデキサメタゾンの併用でがん細胞を減少させた後、患者自身の幹細胞を採取し移植します。移植後にメルファランという化学療法薬を使用し、残存する骨髄腫細胞を破壊します。
その他の併用治療
幹細胞移植が難しい患者には、メルファラン、サリドマイド、プレドニゾンの組み合わせによる強力な化学療法が行われます。副作用として倦怠感、嘔吐、出血傾向があります。副作用が強い場合は、レナリドミドとデキサメタゾンの組み合わせに切り替えることがあります。
追加の治療法
局所的な骨病変には放射線療法が用いられ、背部の痛みは装具や鎮痛薬で管理します。骨吸収を抑えるために、ゾレドロン酸やパミドロン酸といったビスホスホネート製剤が処方されます。また、貧血がある場合はエリスロポエチンで赤血球産生を促進します。
合併症
腎不全は透析で管理されます。血中カルシウムが極端に上昇し、神経圧迫による麻痺や肺炎のリスクが高まります。しびれや感覚障害、感染症の兆候が現れたら速やかに医療機関を受診してください。
