転移性骨肉腫の概要と治療
転移性骨肉腫は、骨に発生する悪性腫瘍が血流やリンパを通じて他の臓器へ広がった状態です。主に若年層の四肢の長骨に発生し、肺への転移が最も一般的です。
転移性骨肉腫とは
American Cancer Societyによると、転移性骨肉腫の約85%が肺へ転移します。その他、脳、他の骨、内臓などへの転移も報告されています。
転移性骨肉腫のステージ
骨肉腫は4段階のステージに細分化され、4A・4Bというサブステージがあります。4Aは肺への転移、4Bは肺以外の遠隔部位(リンパ節や他臓器)への転移を指します。
治療法
進行した転移性骨肉腫の治療は、以下の方法を組み合わせて行われます。
- 手術:切除可能な骨や肺の腫瘍を外科的に除去
- 化学療法:最大1年にわたる多剤併用化学療法
生存率
腫瘍が手術で完全に除去できる場合、5年生存率は30〜50%とされています。手術が不可能なケースでは予後がさらに悪化します。これらの数値は過去のデータに基づくもので、最新の治療成績とは異なる可能性があります。
予後に影響する要因
予後は腫瘍の切除可否が最も重要ですが、以下の要因も影響します。
- 腫瘍のグレード(正常骨細胞からの分化度)
- 患者の年齢・全身状態
- 骨の成長が続いているかどうか
- 初診時に転移が認められたか、再発か
