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脳腫瘍治療の最新アプローチ

脳腫瘍の治療は、患者の年齢・全身状態・腫瘍の位置・種類などを総合的に判断し、個別に最適化されます。主な治療法は手術、放射線療法、化学療法の組み合わせです。

開頭手術(クレニオトミー)

腫瘍を可能な限り多く除去することが手術の目的です。腫瘍の部位や患者の健康状態により難易度が変わります。頭蓋骨を開いて脳を露出させ、外科医が安全に除去できる範囲で腫瘍を摘出し、後は金属ワイヤで頭蓋骨を元に戻します。回復には最大で約8週間を要することがあります。

外部ビーム放射線療法

腫瘍が全摘出できなかった場合でも、放射線で残存する微小な癌細胞を死滅させます。外部ビーム放射線は最も一般的な方法で、数週間にわたり機械で特定部位に放射線を照射します。高頻度分割(ハイパーフラクショネーション)という、通常より低い線量を多数回に分けて行う手法もあります。

定位放射線外科(ラジオサージェリー)

名前に手術と付いていますが、実際には外科的切開は行いません。単回または数回の高精度放射線を腫瘍に直接照射します。CTやMRIで作成した3次元画像を基に、放射線ビームを腫瘍の正確な位置に集中させます。特に脳のデリケートな部位にある腫瘍に有効です。ガンマナイフは多数の低線量ビームを一点に集め、強力な集束放射線で腫瘍を破壊します。

内部放射線療法(ブラキセラピー)

放射性カプセルを直接腫瘍内に埋め込み、近接放射線で癌細胞を死滅させます。外部ビーム放射線で再照射が難しい部位や、以前に外部ビーム治療を受けた部位での再発に適しています。正常組織への影響が少なく、治療期間も短縮できます。

化学療法

脳腫瘍は他のがんに比べ増殖が遅く、血液脳関門が薬剤の浸透を阻むため、化学療法単独での効果は限定的です。複数の薬剤を組み合わせて腫瘍細胞の増殖抑制を試みます。手術後に腫瘍部位に直接投与できる「グリアデル」などの局所化学療法もあり、従来の経口や注射による化学療法より高い効果が期待できます。

患者個々の状態に合わせて、これらの治療法を組み合わせることで、最適な治療効果と生活の質の向上を目指します。

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