脳腫瘍の治療法
がんと診断されることは決して歓迎できるニュースではありませんが、医療技術の進歩により脳腫瘍に対しても多くの有効な治療法が確立されています。ここでは、診断から治療、リハビリまでの流れをステップごとに解説します。
脳腫瘍治療のステップ
1. 脳腫瘍について学ぶ
脳の解剖学や腫瘍の種類・ステージ、利用できる治療法や技術を理解することで、適切な判断ができるようになります。
2. 信頼できる医療機関と医師を選ぶ
脳腫瘍を専門とする病院や、コミュニケーションが取りやすい医師を探しましょう。医師は外科医、腫瘍内科医、神経科医、放射線科医などとチームを組んで最適な治療法を検討します。
3. 治療オプション・リスク・予後を医療チームと相談する
腫瘍が良性か悪性か、種類・グレード・大きさ・位置、患者の既往歴や現在の健康状態、希望を総合的に評価し、最適な治療計画を立てます。
4. 治療方針を決定する
脳腫瘍の治療は手術、放射線療法、化学療法のいずれか、または組み合わせで行われます。手術で腫瘍を減量(デバルク)した後に放射線や化学療法を行うことが一般的です。場合によっては放射線で腫瘍を縮小させてから手術を行うこともあります。
5. 手術を受ける
手術は腫瘍を可能な限り除去し、周囲の正常組織を損傷しないように行われます。腫瘍の位置・大きさ・悪性度に応じて、最小侵襲手術や開頭術(クランイオトミー)など手法が選択されます。
6. 放射線療法を受ける
放射線は腫瘍細胞を破壊します。外部ビームで腫瘍部位または周囲を照射する方法や、腫瘍内に放射性物質を埋め込む内部放射線療法(ブラキセラピー)があります。
7. 化学療法を完了する
化学療法は経口薬や静脈注射で投与されます。腫瘍内に薬剤を含むウエハー(インプラント)を埋め込み、徐々に薬剤を放出させる方法もあります。
8. 処方薬を服用する
手術前後や放射線・化学療法中に、発作予防薬、ステロイド(腫れ抑制)、制吐剤などが処方されます。
9. リハビリテーションを受ける(必要に応じて)
腫瘍や治療の影響で運動・言語・認知・視覚などが障害されることがあります。理学療法や作業療法、言語療法などで機能回復を目指します。
以上のステップを踏むことで、患者さんは最適な治療と生活の質の向上を目指すことができます。
