乳がん検診を開始する年齢はいつがベスト? 40歳と50歳のメリット・デメリット
50歳で検診を開始するケース
一部の医師は、女性は50歳から年1回のマンモグラム検診を始めるべきだと主張しています。50歳頃には閉経が始まり、乳腺組織の密度が低下します。密度が低くなると、マンモグラムで腫瘍やしこりを見つけやすくなり、検査の精度は75%から90%へと大幅に向上します。逆に、若い頃に検診を受けると偽陽性や偽陰性が増えるリスクがあります。また、早期に検診を始めて異常が見つからないと、50代以降に検診をやめてしまい、乳がんの発症リスクが高まる可能性も指摘されています。
妊娠歴が健康で、家族に乳がんの既往がなく、乳房に異常が認められない女性は、50歳まで検診を延期しても安全です。ただし、自己検診は欠かさずに行い、しこりや変化を感じたらすぐに医師に相談しましょう。
40歳で検診を開始するケース
米国がん協会(ACS)や米産科婦人科学会(ACOG)は、40歳からの乳がん検診を推奨しています。早期に検診を受けることで、がんが最も治療しやすい早期段階で発見できる確率が高まります。
しかし、保険会社の中には40代の女性に対してマンモグラムの費用をカバーしないところもあります。自己負担で検診を受ける場合は、特にリスクが高いとき以外は50歳まで待つ選択肢もあります。以下のような要因がある場合は、40代での検診を検討してください。
- 30歳以降に初産を迎えた、または出産歴がない
- 家族に乳がんの既往がある
- 早期閉経や乳房の密度が高いと診断された
これらのリスクがある女性は、保険適用外でも40代でのマンモグラム受診を検討し、自己検診と併せて乳がん予防に努めましょう。
