修正ラジカル乳房切除術の定義と概要
概要
乳がん治療の主な方法は外科手術であり、乳房切除術(mastectomy)は乳房を外科的に除去する手術です。代表的な手術には単純乳房切除術、修正ラジカル乳房切除術、ラジカル乳房切除術があります。手術の選択は腫瘍の大きさや病期に応じて決定されます。
事実
- すべての乳房切除術は乳房全体を除去しますが、単純乳房切除術では腕下の筋肉やリンパ節は残ります。
- 修正ラジカル乳房切除術では乳房と一部の腋窩リンパ節を除去し、胸壁筋は残します。胸壁筋を除去するラジカル乳房切除術とは異なります。
適応
腫瘍が大きく、乳房温存手術が困難な場合に修正ラジカル乳房切除術が選択されます。胸壁筋を残すため変形が少なく、米国癌協会によれば最も一般的に実施されている乳房切除術です。癌のタイプや病期に応じて片側または両側に行われます。
手順
全身麻酔下で行われ、皮膚と胸壁筋の間に切開を入れ、乳房組織と腋窩リンパ節を除去します。除去後は皮膚を縫合し、ドレーンを設置します。希望者は即時再建術を受けることができ、再建は段階的に行われることがあります。
リスク
- 腋窩部の神経損傷による感覚鈍麻。
- リンパ節除去に伴う腕の腫脹(リンパ浮腫)で、術後数年後にも起こり得ます。
- 出血過多や感染症のリスク。感染症の兆候は発熱、切開部の赤み、激しい疼痛です。
回復
合併症がなければ術後1〜2日で退院できます。ドレーンは約1週間で除去され、疼痛管理のための鎮痛薬が処方されます。切開部が癒えるまで重いものを持つなどの活動は制限されます。術後は化学療法や放射線療法が追加されることがあります。心理的サポートとして、医療従事者との相談やサポートグループへの参加が推奨されます。
