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腫瘍学と放射線治療

腫瘍学はがんの研究と治療を扱う医学分野です。腫瘍医はがんの種類や手術、化学療法、放射線療法(放射線治療)のいずれかに特化することが多く、実際の診療では複数の治療法を組み合わせることが一般的です。

放射線療法とは

米国国立がん研究所(NCI)によると、放射線療法は高エネルギー放射線を用いてがん細胞を死滅させ、腫瘍を縮小させる治療法です。放射線はX線、γ線、中性子、陽子などさまざまな形態があり、外部照射と内部照射(体内照射)の2種類に分けられます。外部照射は機械から放射線を直接腫瘍部位に照射し、内部照射は放射性物質を血流に注入する全身照射または腫瘍近傍にシード(小さな放射性物質)を埋め込む局所照射があります。

適応症

放射線療法は脳や生殖器を含むすべての実体腫瘍に対して使用できます。また、白血病やリンパ腫など血液・リンパ系のがんにも適応されます。使用する放射線の種類や線量は、がんの種類や腫瘍が重要臓器に近接しているかどうかなど複数の要因で決定されます。

副作用

副作用は患者ごとに異なり、腫瘍の位置や放射線の種類に左右されます。主な副作用には便秘・下痢、皮膚反応、口腔乾燥、食欲不振、血球減少、吐き気・嘔吐、疲労、局所的な脱毛などがあります。腫瘍医は治療中にこれらの症状を管理する支援を行います。

留意点

放射線はがん細胞を死滅させる一方で、周囲の正常組織も損傷する可能性があります。その結果として一時的な副作用が生じますが、腫瘍の部位によっては記憶障害や性格変化、白内障、心疾患、歯の問題、不妊など長期的・永久的な影響が残ることもあります。治療を開始する前に、リスクとベネフィットを十分に説明し、患者と共有します。

その他の利用法

転移しやすいがんの場合、転移が予想される部位に予防的に放射線を照射することがあります。また、転移が進行し骨や他部位に疼痛を伴う場合は、緩和的放射線療法により症状緩和を図ります。

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