子宮頸部の異常は、パップスミア検査で子宮頸部異形成(cervical dysplasia)として検出されます。異形成はがんではなく、異常な細胞が存在する状態を示します。軽度から高度まであり、高度なものはがんへ進行する可能性があります。軽度の異形成は自然に消失することもありますが、主に以下の3つの治療法が選択肢となります。
凍結療法(Cryotherapy)
凍結療法は、低温プローブを子宮頸部に当てて異常細胞を凍結し、凍結した細胞が自然に剥がれ落ちることで除去します。費用が比較的安く、手術時間も短いのが特徴です。ただし、凍結が不十分な場合や凍結層の下に残った異常細胞が再発することがあります。また、治療後に子宮頸部が硬くなることがあり、将来の診断や検査に影響を与える可能性があります。
レーザー治療(Laser Treatment)
二酸化炭素レーザーを用いて異常細胞を直接蒸散させる方法です。レーザーの深さや範囲を細かく調整できるため、埋没した異常細胞も効率的に除去できます。凍結療法に比べて治癒が早く、組織への残存が少ない点が利点ですが、専用機器が必要で費用が高額になることがあります。
電気焼灼術(Electrocauterization/LEEP)
ループ電気外科切除術(LEEP)は、細い金属ループに電流を流し、子宮頸部の異常組織を切除・焼灼します。診断と同時に治療が可能で、施術時間は10〜30分程度と短く、確実に異常細胞を除去できる点が評価されています。
